いい気分になっていたら、こんな記事が目に入った。
運転免許の更新に当たって、
次の更新日までに七十歳になる高齢者は、
教習所で教習を受けねば免許を与えない
と、警視庁が法令を定めた。
六千円も払って、半日がかりの講習を受けねばならない。
これには裏がありそうだが、それはさておき、気分がそがれる。
高齢ドライブ旅行はあきらめろということか。
鉄道を利用した旅の場合、
シルバークラブに入会すれば、運賃はいくらか節約できる。
しかし、列車の旅は駅に降りてからがたいへんだ。
バスの本数は少ない。それに料金が高い。
体力に自信があれば歩けばいいが、そうともいかず、
気ままに行くなら、ドライブ旅行に分がありそうだ。
飛行機を使った旅行もなかなかいい。
出かける二ヵ月ほど前に計画が立てられれば、
１万円ちょっとで全国どこへでも行ける。
さらに好都合なものがある。シルバー割引だ。
当日、空席さえあれば、１万円ほどで搭乗できる。
これなら事前の計画なしに気ままに旅に出られる。
空いた時期や時間帯を選べば、数席は空いているはずだ。
また、行き先を決めず、空港で空いた便を見つけ、
飛び乗るなどは気まま旅の極致だ。
現地に降り立ってからの足はたしかに問題だ。
車を運転できる間はレンタカーを借りればいいが、
運転は駄目よという年齢になったときはどうしよう。
まあ、そのとき考えるとするか。
このシルバー割引、海外路線にも広がればさらによい。
ローカルな話題だが、茨城空港が開港して一ヵ月になる。
路線はアシアナ航空のソウル便１本だけだが、
地元に海外旅行出発拠点ができたことはうれしい。
茨城の家から車で３０分ほどで着く。
旅行している間、駐車場に何日置いても駐車代は無料だ。
ぷらりと空港に行って、空席があればソウルへ飛び、
韓国料理を堪能して、帰ってくるなどが可能になる。
昔に比べ、容易に、それも安い値段で旅行ができるようになった。
愉しい旅の世界が老いて益々広がりそうな気配を感じている。
ちらりみる鏡の姿
さておきて
湯舟につかる吾は夢みる
2010/4/14
ここまで書いて、気がついた。
このところの原油価格の上昇は夢に水さす。
好都合ばかりとはいかないものだ。