第4章 それはそれなりに 地デジ化対応

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地デジ化攻撃が凄まじい。

せめられ、おどされる。
エコポイントというエサにも食いつかず、
目障りなテロップにも耐えた。
しかし、ザーという音とともに消える画面、
NHKよ、そこまでやるか!

日テレの映りが悪くなった。

このチャンネルだけがゴースト状態になる。
意図的にやっているのではなかろうが、
アナログ放送の末期を暗示させるように私には思えた。
4chはめったにみないからまあいいが、
そろそろこの攻防も限界か!

しかし、やすやすとその軍門にくだるのもしゃくだ。

アンテナ付替えだけでも3万はかかるという。
それにデジタルテレビも買わねばならぬ。
いまのテレビで十分映る。

総務省の地デジ推進サイトを見た。

地デジ受信実験キットの貸し出しが可能とある。
申請書類を郵送した。待つこと一週間、
地デジアンテナとチューナーが届いた。

テレビにチューナーをつなげ、アンテナは室内に置いた。

予想はしていたが、やはりだめだった。
つぎに2階のベランダに置いてみた。なんとか映る。
この方式でいくか!

Amazonで安いやつを探し、注文を出した。

翌日にチューナーとアンテナが届いた。
ボード型のアンテナなので、ベランダの鉄柵に取り付けた。
コードを室内に引きこみ、チューナーに接続した。

映った。これでよし!
アナログではだめだった4chのゴーストも解決だ。

ところがだ。

今度は8chがみだれる。
あれこれとアンテナの向きを変えてみる。
しかし、こちらをたてればあちらがだめだ。
みながそれはそれなりに映る状態に到達しない。
作業に疲れる。8chはあきらめる。


地デジ化にかえてはみたが
いまの瀬に感激の波
打ちよせて来ず

初めてテレビが来た日と比べてみた。
あのころは先端技術の大衆化がすなおに感動として伝わってきた。
さらに加えて、地デジ化といっても放送内容自体は変わらないのだから、 結局、大差なし、感激もないということだ。

まあいいか!
それはそれなりに対応したのだから。

2011/3/7

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