パックツアーでスペインへ
第2章 安価だが、それなりに

旅の中身を書く前に、今回のツアーの特徴にちょっとふれておく。

ツアー参加者は老若男女計27名で、
卒業旅行の学生組が3グループ、若いOLペア−2組、
若夫婦が2組、母と娘のペア−が1組、中年夫婦1組、
年配組が我々を含めて2組の構成だった。



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このツアーはネットで見つけた。

三月ということもあってか、一人約16万円と安価だった。
若者を対象にした企画であったのかもしれない。

パックツアーとなると年齢構成も高めだろうと思っていたが、
いい方向に想像がはずれ、若やいだ気分が味わえた。
若い人が多いということはうれしいことだ。

ほどほどに距離を置き、これでいて離れず、
勝手なふるまいをとる者もおらず、
時間厳守で集合し、気持ち良い旅行ができた。

予想外だったのは移動距離だ。

現地1日目はマドリード市内にいたからよかったが、
翌日から移動、移動の連続だ。
長いときは1日で約600キロをバスは走りきった。
三日間走行距離は東京から宮崎ほどになるのではないか。
バスに乗りに行ったようなものだともいえる。

大型バスに28名と少人数だったからよかったようなもので、
シーズン中だったら、ゆったりとはいかなかったであろう。

予測するのがむずかしいのが現地の気候、特に気温だ。

出発までの日本の陽気はまだ冬だ。
三月になっても春の兆しが見えない。
緯度から見れば、日本とほぼ同位置だからと思い、
冬支度を少し軽めにした程度で出かけた。

それが現地では想像以上に暖かい。

マドリードは、内陸のこともあり、確かに朝夕は寒い。
東京と同じ程度だが、それが昼間になると20度近くなる。
朝と昼との温度差が大きい。

さらに南に下ったコルドバでは日差しも強く、夏という感じだ。
時間帯での温度差、さらに移動場所による温度変化が加わり、
体温調整がかなりきついツアーだった。

体力的にはかなりきつい強行軍の旅だったが、
それはそれなりに愉しんできた。

パックツアーでスペインへ  2012/3/22

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