いまや、やたらとポイントがつく。

旅行でもしかり。
ホテルの支払いはカードで済ます。ポイントがつく。
ネットで航空券を購入する。決裁でポイントがつく。

ところで、たまったポイントだ。

カードの場合、電子マネーに還元できる。
実際、SuicaやWAONやAmazonギフト券などに換えている。
問題はマイレージだ。

ある程度貯まらないと特典が得られない。

そう度々、飛行機を利用するわけではない。
使ったとしても特定の航空会社に一本化しない。
少量のマイレージが点在して貯まっている。

昨年末、貯まったマイルが失効すると通知がきた。

使わなければ、マイルが消える。
航空券に換えるほど、貯まってはいない。
みすみす失うのも惜しい。

どうしたものかと思案した。

貯まったマイルでショッピングができることを知る。
これはいいと思ったが、そこにはしかけがある。
会社側の損にはならぬようにできている。

１万円以上の買物をしないとマイルが使えない。

その条件を満たしたとしても、充当できるマイルは3000マイルのみ。
つまり、１万円の品が７千円で買えるという話し。
これでは、あまり得した気分になれない。
とりあえず、１万円ぎりぎりの商品をさがすことにした。

ワインセットを購入した。

これには後日談がある。
届いたワインの味が芳しくない。
普段飲んでいる安物のワインの方が自分には合っている。
失敗したと思った。

この話しを新年会の席で披露した。

ワインを扱い慣れた人がいた。
「熟成が足りないのでしょう」という。
「ころがしてみたら」との助言を受けた。

空気を含ませれば含ますほど、まろやかな味になった。

要は、慣れぬことをすると、しっぽがでるということだ。
とんだ形で、マイルが返ってきた。

シニアからの旅行術　　2014/2/25　記