シニアからの旅行術
Flash:第6章 割引航空券
第6章 割引航空券

今年の参詣旅は2泊3日と短かった。

羽田から小松に飛び、福井に泊まり、翌日、永平寺を参拝。
帰りは足を延ばし、加賀にある那谷寺にも詣でた。

飛行機は手軽な乗物になったものだ。

ネットで予約を入れ、クレジットで決済する。
保安ゲートでカードを提示すれば、搭乗口に直行だ。


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早めに予約すれば、料金も手頃だ。

新幹線利用より安上がりになる。
今回も二ケ月前に航空券を購入した。
片道1万円ほどの料金設定だった。

確かに、早割利用にも弱点はある。

旅行プランを早めに作らねばならぬ。
あまり早いと盛り上がりに欠ける。
出発までに中ダレしてしまう。

また、往きと帰りの時間を固定される。

事前や途中での行程変更に対応しがたい。
特に、帰りの日時の制約は大きい。

気ままな一人旅となると、

シニア(シルバー)割引を利用したほうがいいかもしれない。
早割より料金がやや高めになるが、自由度が高まる。

当日、端末の前に行って、席さえ空いていれば、発券される。

事前に予約できないのが欠点だが、まあ乗り損ねることは稀だ。
三度ほど利用したことがあるが、ほぼ直近の便に乗れた。
混む時間帯に遭遇したときも、係りの人が的確に対応してくれた。

帰りの小松からの飛行機に乗り込んだ。

ほぼビジネス客で占められている。
旅行客、家族ずれは数えるほどだ。

席に座り、周りをながめて、思った。

仕事を終えて帰るのであろうビジネスマンたち。
出張旅費が支給されるとしても、ほぼ正規料金の客だ。
彼らの運賃で航空会社の経営は成り立っていよう。

そして、考えた。

出張者に旅費を支給する企業の存在なくして、
我々のように手頃な料金で乗れる、そんなシステムは成立しないのだろう。

シニアからの旅行術  2014/6/3

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