うるさ爺さんと出前ネット
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NHKの「経済羅針盤」を観た。
「夢の街創造委員会」と変わった名前の会社を紹介していた。
ネットで出前の注文をとる事業を始めた会社だ。
そのビジネスモデルを考え、実現させた社長が出演していた。

さて、 たまたま雨の日だった。

買い置きの麺もない、パンもない。
買い物に出るのも億劫。
そこでこの出前ネットを思い出す。

ピザをオーダーしてみる。
数ある店から選ぶのはむずかしいものだ。

 まあ、どこでもいいか
 これ、聞いたことがない名の店だなあ
 40分で届くと表示されている
 昼時には間に合う
 それに、プレゼント品もつくと書かれている
 ここにするか

注文したピザは、ほぼその時間どおり届く。
配達員が帰ったあと、納品書を見る。
オプション欄があって、野菜生活なる品目が記載されている。

 おかしいなあ
 これ、持って来なかったのかなあ?

と思う。

その後、
「ご利用ありがとうございました」とメールが届く。
本文を開いてみると、

 実際にサービスを受けられたお客様の、
 ご意見・ご感想を重視しています。
 お客様がご利用になられた店舗の商品や
 サービスについての「おすすめコメント」が
 ございましたら、ご投稿ください。

と書かれている。

「おすすめコメント」には該当しないが、 このことを知らせてみる。

コメントを送った翌日、 カスタマーセンターからお詫びのメールが届く。

 お客様からいただきましたコメントについて、
 店舗に確認させていただきましたところ、
 インターネットクーポンの内容も明記されておりましたが、
 商品お渡し時に配達員が忘れていたものと思われます。

 この件に関しまして店舗側に報告をし、
 お渡し忘れのないよう注意と改善を申し入れさせて頂きました。
 また別途、店舗より連絡させていただきますので、
 ご了承くださいませ。

文面どおり、店より連絡が入り、
この渡し忘れのオプションが届けられる。


今回も、またまた、
うるさ爺さんの本性が出てしまった。
たかがジュース2本、
まあ、通常ならそのままで終えてしまう。
わざわざ、連絡することでもない。
しかし、そこがネットの魔力といおうか、
ついつい気楽に書いて送ってしまう。

でも心のうちでは、
この「夢の街創造委員会」なる会社が
どのような対応をするかに興味津々だった。
その点からすれば、合格点が出た。

うるさ爺さんのたわごとで関係者に手数をかけてしまった。
その点で悪かったなあと思うが、
客をとどめておけたといういい結果でおわったわけだ。

しかし、こんな些細なことも舞い込むネット世界。
対応するほうもたいへんだろうなあと、
その張本人であることも忘れて、あらぬ心配をしてしまう。

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