熟年挽歌   1. 年かさね

    .      Next      閉じる

 2009年はやゝ趣向を変えて、 歌を織り交ぜながら綴ってまいります。 タイトルも「熟年挽歌」としました。 熟年期総括のつもりで書いていきたいです。

定年の一年前、2002年でしたか、 日々の心境を歌で記録していったことがあります。
それらの歌も読み返しながら、心のさまを追ってみたいと思います。


  年の初めといふことで詠ふ

   年かさね うちなる様はかわらねど
   あらたな年や 春はあけぼの

         2009.1.1

 平成二十一年元旦は上々の天気。
妻のウォーキングにつきあって、 片道1時間ほどの深大寺まで歩く。
少年時代と比べるのもおかしなことだが
林や畑はつぶされ、幾何学模様の家屋が並ぶ。
調布から保谷にぬけるだだっ広い道路も建設中。
昔のおもかげはそこにはもうない。

自分の内なる変化はさておいて、
環境変化が無性に気になり、そして、嘆く。

ただ、救いは、 変化のなかにも常なる姿をみつけ、
いくらかほっとする自分がいること。


  ウォーキングの途中で垣間見し富士を詠ふ

   武蔵野の雑木林はきえうせも
   ビルのすき間に富士の白雪

         2009.1.1

Flash:熟年挽歌 1. 年かさね
inserted by FC2 system