自己流メーリング考 序説 湿度と洗練度 |
メールはそれぞれ湿度を持ちます。
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ITに関する情報を主にしたメルマガをとっています。 全体的に乾いた感じですが、そのなかに「記者の眼」 というコーナがあります。これは書く人が個人名を出し、 その人の息を伝えています。そこだけ、湿度が高いと いう面白い現象が起きています。 |
乾いたメールが駄目だというわけではありません。 |
その違いは、多分、
味気ない内容のなかに少しでもうるおいを加えようと
努めているメールは受けとってうれしいものです。 |
程よい湿りと洗練された表現が組み合わさったものに 出会うと、それは感動ものです。 最後にこの洗練度ですが、
から生まれるのだと思いますが、それに加えて
が決定的な要素でしょう。 |
そのサンプルをひとつ、あげてみます。 それはメーリングリストへの投稿です。自分の内面から発するメッセージを詩に 託して、メンバーに伝えています。投稿者はトトロさんと おっしゃいます。イントロもなく、即、詩になります。 MLでは、それがなんの違和感も感じず、素直に読み 手に入ってきます。 神様ってたぶんいるんだ でも僕はまだ逢ったことがない ここぞという場面に来てくれるって言うけれども まだ来てくれたことはない でもたぶんいるんだ 神頼みやお賽銭をしないからってみんなは言うけれど それをしたからって絶対来てくれるとはかぎらない まだ僕の頑張りがたらないんだ 自分では懸命に生きているつもりではいるんだけれども 神様から見たら 「まだまだ」 なんだ きっとまだまだ頑張れるんだ だからまだ来てはくれないんだ よーし 明日はもう少し頑張ってみよう もう少し 優しくなってみよう もう少し 前へ生きてみよう 神様って きっと いるんだ *トトロでした。 |
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