今年の春の訪れは早かったですね。
桜の咲くなかで彼岸の墓参りは初めてでした。
東京より一週間遅れの桜前線もここ友部を通り
過ぎ、葉桜に様変わりしてします。
こんなどうっていうことのない便りも、
ネット世界での評価を考える際の題材になります。
前回も書きましたが、評価ポイントはひとそれぞれで
しょうが、私は三つの視点から「ネット世界での評価」
を見ています。
それは、1.情報の発信 2.情報へのレスポンス
3.交流の場づくり の三つです。
これらの行為に価値を見い出します。これらによって
ネット世界が形成され、維持されると考え、それらへ
の貢献を評価のポイントとしています。
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情報の発信
冒頭にあげた時節の便りであっても、私のメーリン
グ考からすれば、出さないより出したほうが価値があ
るのです。発信される情報は受け手にとって直接、役
に立つものもあれば、通りいっぺんに流してしまうも
のまで質の面では多種多様です。送られてくる情報へ
の評価レベルは、当然、ひとによって違ってきます。
そのような状況であっても、情報発信そのものは評価
されることであると、私は考えています。ネット世界
においては発信で自己の存在を伝えるしかないのです。
受信によってのみ、相手を確かめるしかないのです。
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情報へのレスポンス
「発信に対してどう応えることができるか」は重要
な評価ポイントです。レスポンス自体も「情報発信」
を担うのですが、応答は相手からの思いを咀嚼してか
らの発信になります。それには、より高い能力や感性
が必要とされます。
レスポンスは情報の流れを上へ上へと押し上げます。
発信された情報はレスポンスによって成長、発展して
いきます。付加価値が加わります。この上昇気流のな
かにどれだけ参加できたかが私の評価ポイントです。
一方通行のネットは淋しいものです。というより、ネ
ットはこの双方向性ゆえに成立しているのです。
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交流の場づくり
質の高い、中味の濃い交流にしていくにはそれなり
の努力が必要です。交流の場の創設から維持といった
裏方的役割も必要ですが、それ以上に参加者がみんな
で育てていく姿勢が大事だと考えています。
参加のし方はいろいろあります。最近は「評価を評価
するシステム」を目にすることがあります。つまり、
発信された情報を誰かが評価するなり、応答すると、
それを読んだ人、あるいは第3者がその評価/応答を
評価する形態です。これによって、交わされる情報の
質を高めていこうとするしくみです。
このような評価という形で交流の場づくりに加わるケ
ースもありますが、多くは読んでいるだけ、見ている
だけという参加でしょう。これを劇場型参加と呼べば、
舞台を囲んで多くの観客が交流の場を盛りあげている
は確かです。多数の読者がいるとか、多数のメンバー
がいる状態は、発信者に張りを持たせ、緊張感を生む
面で意味あることです。
でも、さらに一歩踏み込んで参加しようとする姿勢を
私は評価したいのです。
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