シニアからの旅行術
Flash:第4章 高速バスで富士
第4章 高速バスで富士

   「どこがよかったですか?」
   「富士だなあ」

昨年の晩秋、休暇村那須に泊まった。

風呂でたまたまいっしょになった旅行者に聞いた。
よく休暇村を利用するというその人は、
休暇村富士をすすめた。


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那須から帰ると早速に調べてみた。

どの部屋から富士が眺められると書いてある。
温泉からの眺めもすばらしいという。
東京八重洲口から高速バスが出ている。

休暇村富士に直行する高速路線バスだ。

ネットで予約を入れる。
一応一週間前に翌週の天気予報をみる。
大丈夫であることを確認して、コンビニに行く。
ネット端末で乗車券を発券する。

旅は快適だった。

東京駅のバスターミナルが新しくなって初めて利用する。
バスは東名を快走する。
高速を下りて富士宮の市街地にある停留所をまわる。
これに少し時間を要するが、見物がてら、丁度よい。
案内どおり、休暇村の玄関前に着く。
約3時間半の行程だ。

富士の眺めは評判どおりだ。

食事もビュッフェスタイルで十分満足できる。
翌日、Webサイトに掲載されていたトレッキングコースをいく。
行く先々で富士が眺められ、そして変化に富む。

帰りも高速バスを利用する。

休暇村から乗車は我々を含めて4人。
富士宮の街に入ると次々と乗り込んでくる。
これなら、この路線バスも採算が合おう。

大渋滞に巻き込まれる。

首都高で事故があったようだ。
東名川崎を過ぎたあたりから、車の進行がとまる。
こんなこともあるのだろう、臨時処置がとられる。
用賀PAでバスが停車し、途中下車が可能となる。

エレベーターで下の道に降りる。

歩いて5分ほどのところに用賀駅がある。
ここから電車で渋谷にでられる。
そのまえにレストランに立ち寄り、ランチをとる。
さすが東京、しゃれた店がある。

世間さまは暮れでせわしいのに、申し訳なく思う旅だった。

シニアからの旅行術  2014/1/5 記

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