妻がかって教えた日本語学校の卒業生ご夫婦の招きで
北京を訪問した。
11年ぶりの北京、6日間の旅行であった。
両人のおかげで楽しく、充実した旅となった。
そして、いろいろと感じることも多かった。
北京の秋はすばらしい。
空は青く澄みわたり、どこまでも高い。
路上には色づいた葉が舞い落ちる。
その街路樹のなかを秋の果実を山と積んだ荷が通り過ぎる。
自転車がそれを追い抜いていく。
21世紀の現代、そんな光景は無理だ
とは承知しながらも、
思い描いている街とはまったく別の都会に変貌していた。
現代都市へのはなはだしい変わり様に戸惑った。
日本は活気がない、国に指導力がない、財政赤字が深刻だ、
景気は上向かない、将来展望が開けないなどといわれる。
けれど、いまだ、生活するには上の部類ではないか。
北京から帰って、あらためて、そう思った。
これから数回にわたって、北京での印象、感想を書かせてもらう。
2011/11/2